*ルーコラ*
*ロケット*
英語:salad rocket,
roquette, rucola
(英,豪,加,NZ,南ア)rocket
(米)arugula
フランス語:roquette
イタリア語: rucola (rughetta,ruchetta)
特徴
地中海沿岸原産の、アブラナ科の葉野菜・ハーブ。
ぴりっとする胡椒の風味。多少の辛みと苦みがあります。
◎ビタミンCとカルシウム(レタスの8倍)、鉄分、カリウムが豊富
◎βカロテンなどのビタミンAが、ケールと同じ位豊富
◎細胞酵素機能や代謝機能に必須なビタミンB1、B2、B3、B5、B6がある
◎葉酸が豊富で、年配の人には、認知機能低下のリスクを減らし、
妊婦さんには、奇形児の出産を減らします。
◎脳のダメージやアルツハイマー病、心臓病を防ぎ、
歯や骨へのカルシウムの吸収を助けてくれるビタミンKが豊富
◎葉は、十分なミネラルを含んでいて、銅、鉄分が特に豊富。
◎食物繊維が豊富で、消化運動を規則正しくしてくれる
◎抗酸化物質が豊富で、解毒作用あり
◎肺癌、大腸癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、すい臓癌などのリスクを減らす
抗ガン作用のグルコシノラートが豊富
◎インドール、チオシアン酸、スルホラファン、イソチオシアネートのような
フィトケミカルが、ガン細胞の成長を抑制
◎生理活性化合物のインドール-3-カルビノールとイソチオシアネートが、
炎症仲介物質の生産を抑制して、慢性の炎症を減らす
◎コレステロールを下げ、血糖値のバランスを整え、心臓病のリスクを減らす
◎酸素ラジカル吸収能の価値あり
◎カビ菌の一種で発がん性物質のアフラトキシンから
DNAや肝臓のダメージを防ぐクロロフィルが豊富
◎ほうれん草、スベリヒユ、マスタードグリーン、セロリより
シュウ酸が少ないので、妊娠期や授乳期でも安心
100g辺りの栄養価 (生の葉)
エネルギー: 25kcal
炭水化物: 3.65g
食物繊維: 1.6g
脂質: 0.66g
たんぱく質: 2.58g
カリウム: 369mg
マグネシウム: 47mg
カルシウム: 160mg
ナトリウム: 27mg
鉄分: 1.46mg
亜鉛: 0.47mg
銅: 0.076mg
マンガン: 0.321mg
リン: 52mg
セレン: 0.3μg
(ビタミン)
プロビタミンA: 2373 IU
ビタミンB1(チアミン): 0.044mg
ビタミンB2(リボフラビン): 0.086mg
ビタミンB3(ナイアシン): 0.305mg
ビタミンB5(パントテン酸): 0.437mg
ビタミンB6: 0.073mg
葉酸(ビタミンB9): 97μg
ビタミンC: 15mg
ビタミンE: 0.43mg
ビタミンK: 108.6μg
調理法
軽く水で洗い、水分を切る。
食べ方
A)生で、サラダとして食べます。
(クロロフィルを保ちたいなら生で食べましょう!)
ルッコラだけのサラダでもOKですが、
ベビーリーフや、サラダほうれん草やクレソンと混ぜたサラダなど・・・
B)イタリアの様に、ピザに載せて。
ピザの焼きあがる直前や焼き上がり直後に載せると、
葉は熱でしおれないですよ
C)パスタやリゾットに
D)肉料理、魚料理の添え物に
E)サンドイッチやハンバーガーに
D)スープ、シチュー、煮込み料理に
E)お浸しや炒め物に
独特の辛みや苦みは加熱すると消えます
F)野菜ジュースに
★世界のルッコラを使った料理法★
基本、ルッコラは、葉、花、若い種袋、成熟した種と全て食べられます。
イスキア島やナポリ湾では、Rucolino(ルコリーノ)というディジェスティフのアルコールに使われ、
エジプトでは、そら豆の煮込み料理に、
北イタリアやスロベニアで生でパスタやお肉と一緒に
スロベニアのプリモルスカ地方では、スープの中や、トルコ発祥のパイ「ブレク」の中に、
ブラジルでは、モッツァレラチーズとドライトマトとロケットを混ぜたサラダに、
エジプトでは、料理の付け合わせとして生で、
西アジアや北インドでは、 ルッコラの種を潰してオイルを作ったり、種を使ったケーキに。
((補足))
地中海地方では、ローマ帝国の時代からロケットは、
媚薬とかほれ薬として伝えられ、栽培されてきました。
昔は、パセリやバジルの様に、ホームガーデンとして収穫されていました。
プランターでの家庭菜園に向いているので、自分でルッコラを作ってみましょう♪
1年草で発芽率が高く、病気にもかかりにくいので栽培しやすいです。
雨が少ない地域でも栽培できます。日当たりが良い場所を好みます。
水はけが良く、湿り気があり、有機質を多く含んだ栄養豊富な土が適しています。
そもそも、成長がロケット位速いということで、ロケットと呼ばれるようになったようです。
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