ウイキョウ/フェンネル/フヌイユ


*ウイキョウ(茴香)*
*ショウウイキョウ(小茴香)*
*フェンネル*

英語: Fennel

フランス語: Fenouil

イタリア語: Finocchio



特徴
地中海沿岸が原産で、
古代エジプトや古代ローマ時代から既に栽培されていた
歴史上最も古い作物の一つ。
香りが強く、料理や薬に使われます


ビタミンCが豊富。活性酸素を中和し、細胞のダメージを防ぐ
食物繊維が豊富。 大腸がんの防止に役立つ
◎妊娠希望の方に必要な葉酸が豊富。
整腸作用がある。胃腸にたまったガスを取り除く。
高コレステロール値を下げる効果がある
ルチンケルセチンなどのフラボノイド抗酸化物質)を多く含む
◎炎症を減少させる抗炎症作用がある
◎細胞間の伝達システムの腫瘍壊死因子TNF)をシャットダウンして、
    ガンの発生を防ぐ抗ガン作用がある
有害な化学物質で損傷した肝臓を保護する効果がある
◎ローカロリー、ゼロコレステロール。
抗真菌、抗細菌作用がある

◎葉には、消化促進消臭の効果がある


100g辺りの栄養価(生)
エネルギー: 31kcal
炭水化物: 7.29g
食物繊維: 3.1g
脂質: 0.2g
たんぱく質: 1.24g

カリウム: 414mg
マグネシウム: 17mg
カルシウム: 49mg
亜鉛: 0.2mg
鉄分: 0.73mg
リン: 50mg
マンガン: 0.191mg
銅: 0.066mg
ナトリウム: 52mg

(ビタミン)
ビタミンA:134 IU
ビタミンB1(チアミン): 0.01mg
ビタミンB2(リボフラビン): 0.032mg
ビタミンB3(ナイアシン): 0.64mg
ビタミンB5(パントテン酸): 0.232mg
ビタミンB6: 0.047mg
葉酸(ビタミンB9): 27μg
ビタミンC: 12mg
セレン: 0.7 μg


調理法
1.水で表面の汚れをとります。

2.一番外側の固い皮をむきます。
(ただし、外側の皮が固くない場合、
むいてしまうと、食べられる部分がだいぶ減ってしまいます。
オーガニックである場合は、傷んだ部分の表面だけ削り、きれいな表面は
そのまま調理しても大丈夫です。
生で食べる場合は、外側の固い皮は、省いた方が賢明です。)

3.まず、2つにかっとして、芯を取り除きます。

4.料理によって、切り方は違います。
乱切りにしたり、みじん切りにしたり、細切りにしたりして使いましょう。

5.飛び出たような茎は、切り落とします。
料理によっては、使用しても良いでしょう。

6.茎の辺りにある葉は、水で洗った後、
手でちぎって使いましょう。


食べ方

玉ねぎを使うように料理すると良いでしょう。

全部(茎と葉の部分)は、生で食べられます。

茎の部分を生で食べる場合、
ラペ(細切り)にしてサラダにして食べます。

もちろん調理して食べることもできます。
調理する場合、
蒸したり、
煮たり、
ソテーにしたり、(炒めたり、)
グリルにしたり、
スープに入れたり、
シチューにしたり、
グラタンにしたり、
肉料理の香味野菜として添えたりします。

和食として使うなら、
煮物や、佃煮にしても良いでしょう

葉は、ハーブとしてソースやドレッシングに加えると、
香りがとても引き立ちます。
また、
ガーニッシュ(付け合わせ)にしたり、
サラダに味を足したり、
スープに入れたり、臭い消しや風味づけとして、魚料理に入れたりもできます。


セロリやアニスに近く、香りを味わう感じです


(参照)
種子(フェンネルシード)は、
香辛料(スパイス)として、ピクルスの風味づけとして、
薬味として、
魚料理の匂い消しや風味づけとして、
カレー料理に、
お酒やリキュールの香り付けに用いられます。

セラピーとしての使用する場合、根や果実を使います。
特徴:駆風薬、利尿、通経薬、去痰、鎮痙
果実は、生薬「茴香」で芳香健胃作用があります。

(注意)
妊娠中の人、てんかんの人
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初めて見た時は、何だこの不思議な野菜と思ったのを覚えています。
どのように食べるのかが全くわからず、しばらくは躊躇していましたが、
親戚の家にお呼ばれした際に食べてみて、意外に美味しいことに気づきました。 
自分で調理してみたら、なんとまぁ美味しいこと♪
香り高く、香りで癒される感じです。
食感も調理法によって変わるので幅広く料理できると思います。
日本では、長野県、岩手県、富山県などで栽培されているようです。


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